MYSS合同研修セミナー「29歳からのキャリア向上計画」

去る、2012/7/27(金)に、町田のラポール千寿閣にて
MYSS合同研修セミナー「SEのための29歳からのキャリア向上計画」
が行われました。
MYSS合同研修セミナー「29歳からのキャリア向上計画」写真

今回講師をしていただいたのは、
セイ・コンサルティング・グループ株式会社の山崎有生先生でした。
中小企業診断士をお持ちで、TAC株式会社でも後進の指導をなされているとか。
今回の出席人数は85名前後と、かなり多めの数字となりました。

テーマは表題の通りですが、話として出たものをいくつか紹介します。

・ネゴシエーションの話。
話として先生がおっしゃりたかったことは、
「ネゴシエーションの目的はゼロサム(パイの奪い合い)ではなく、プラスサム(Win-Win)であること」
ということでした。
まあ、そのとおりだと思いました。

・コーチングの話
人材育成の方法として、下のカッコに適切と思う言葉を入れてみてください、とのこと。
「人は皆、無限の((1))と((2))を持っている」
「その人が必要とする((3))は、その人の中にある」
「その答えを見つけるには、((4))が必要である」

そこで答えられた答えは、以下でした。
これは、コーチング理論の基礎にあたる部分になるようです。
(1)能力 (2)可能性 (3)答え (4)パートナー

ふむ、という感じでした。

・コーチング模擬
一人の傍聴者を壇上に呼んで、コーチング模擬を行いました。

話の展開は、タモリさんのような引きだし口調で相手の考えを引きだし、
それに対して一つの理論に則ったようなところを質問として投げかける、という感じでした。
例えば、
「あなたがやりたいと思っていることはどういうことですか?」
⇒「○○とか、○○だったり・・・」←割と思いを語っている
⇒「では、まず3年後に達成したいと思えることはなんでしょう?」←3年、5年、10年で目標設定を行うのは有名な方法

20分くらい色々コーチングしたあとに、先生がおっしゃられたことがなかなか面白かったです。
「質問には、相手の焦点を変える力がある」
「質問は、少し考え込むくらいのものがいい。即答できるものは既にその人の中で出ている答えだから」
なるほど、と思いました。

このセミナーは、先生がの著書「SE のための29 歳からのキャリア向上計画」(技術評論社)をベースになさっているとか。
この記事で気になることが出た場合は、そちらの書籍が参考になると思います。

セミナーの内容としても、比較的「考えさせられる」構成になっていたし、
話の内容としても、よく考えればあまり知らない話だしもう少しちゃんと勉強したいかも、という内容でした。

MYSS合同研修セミナー「29歳からのキャリア向上計画」写真

山崎有生先生、ありがとうございました。
出席者の皆様、お疲れ様でした。