会社訪問禄『株式会社アルビレオ開発房』編

株式会社システムクリエイト久保社長に引き続き、有限会社コウチヤの藤田が今回ご紹介するのは、今月「株式会社アルビレオ開発房」という会社を立ち上げたばかりの笠原社長です。今月、入居したばかりのSIC(相模原産業創造センター)内シェアオフィス「DESK10」(なんと弊社と同じフロアにあります)でお話を伺いました。

ーーまず、これまでの経歴をお聞かせいただけますか?

大学を卒業して塾講師を一年経験した後、システム開発会社に所属して業務系アプリケーションを開発していました。その後30歳を過ぎて独立し、フリープログラマとなって今年40歳になります。現在は多方面の業務用システムやWebアプリケーションを開発しています。

サシアに入会したのは4年前、リーマンショックの直前でした。しばらくして会員企業さんから開発案件をご依頼戴くようになり、その後は常駐の仕事も手伝うようになりました。

ーープログラムを作るようになったきっかけは?

子供の頃のある日、父がパソコンを買ってきたのですが、それがNECのPC-8001MkIIでした。中学生の頃まで、それをおもちゃ代わりにBASICの本を買ってきてはゲームを打ち込んで遊んでいました。それがきっかけとなり、就職の際にプログラミングを仕事にすることで経験を積み、何か面白いことができるかもしれないと考えました。

ーー今月、法人登記されたそうですね。おめでとうございます。

ありがとうございます。法人化した理由は主に二つあります。一つは、やはりフリーランスでは事業展開に限界があること。二つ目は、特に私が今後取り組んでいきたいことを実現するためには、会社組織の方が良いと考えたことです。

やりたいこととは、民間企業のビジネス的アプローチによる高齢者サポートです。Webシステムを使って高齢者の生活をよりよくし、年金問題を手助けできるようなことができないかと考えています。
会社訪問禄『株式会社アルビレオ開発房』編写真

ーー社名の「株式会社アルビレオ開発房」とはどういう意味でしょうか?

アルビレオとは、はくちょう座のくちばしの位置にある星の名前です。子供の頃に読んだ宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の中に「アルビレオの観測所」という名称が出てくるのですが、それで知りました。はくちょう座の中で他の星と少し離れたポジションにありながら、全体をリードしていくという位置に居ることが好きな理由です。その名称を社名に使わせて戴きました。

ーー会社設立と同時にSIC(相模原産業創造センター)のシェアオフィス「DESK10」に入居されましたね。

はい。今までは、自宅を事務所にしてお客様先に出かけるのが多かったのですが、法人登記に伴って自宅以外の本拠地が必要になりました。DESK10には、同じようなプログラマや様々な事業を行っているベンチャー的な方が集まっているので、そこで知り合う方々との情報交換や交流にも期待しています。

ーーサシアでの活動も積極的に行われていらっしゃいますね。

サシアでは、業務副委員長としてホームページの更新、定例会の段取り、交流委員会、研修委員会のサポートなどを担当しています。
今、特に力を入れているのはホームページの会社訪問禄(当コーナー)です。これからも続々と会員企業の紹介を掲載していく予定ですので楽しみにしていて下さい。
また、サシアをもっと地域のみなさんに知って戴きたい、活用して戴きたいと考えています。特に最近、杉本会長の意向もあって、流れが地域活性化に向かってきているので、みなさんと一緒に盛り上げていきたいです。ただ、相模原市内でも知名度はまだまだだと思っています。今後は知名度向上に向けてよりいっそう尽力して行きたいと考えています。

ーー今後の展望や意気込みなどありましたらお願いします。

ようやく法人登記も終わり事務所も決定しましたが、今はまだ走り出したばかりで準備不足はいなめません。
これから、どんどん企画を練って展開してきたいと思っています。みんなでハッピーになることが目標です。

ーー本日は忙しいところ、ありがとうございました。ご活躍を期待しています。

いつも汗をかきかき何事にも一所懸命な笠原さん。いよいよ会社社長となり新しいフェーズに突入です。
やる気満々で、今後の活躍が楽しみなインタビューとなりました。